それぞれが歩く道
人生は選択の連続で、小さなことから大きなことまで私たちは選択し、選び取った未来を生きている。
そして今、地球に生きる全ての人々にとって大きな分岐点を迎えている。少なくとも私にはそう見える。
この世界の真実を知ってから、私の気持ちは何周もしてしまっていた。
始めは「1人でも多くの人に伝えないと!」と必死だった。伝える言葉も熱を帯びていて、ただ伝えれば全ては上手くいくと思っていた。
驚いたのは相手の反応が想像と違っていたこと。「何言ってるの?」と情報を信じてもらえない返答が続いて、その時ようやくことの重大さに気づいた。
同じ世界に住んでいると思っていたのに、私だけ違う世界に住んでいるような気持ちになった。
それと同時に、自分自身のパターンを痛いほど見せられていた。
「正義感。誰かを救いたい。」
私の中にある強い感情。
これが良くないエネルギーとして放射されている。
シータヒーリングを学んでいた時に一番衝撃だったのが、「正義感」についての問題。一見良さそうに見える性質だけど、正義感が強い人は、それを証明するような出来事を引き寄せてしまう、という。
そういう現実を自らが生み出してしまう。
私には実感があって、腑に落ちた。
こんな情報を見たくない人もいるのに、良かれと思って押し付けてしまっていた。
それは、行きすぎた正義感で、エゴでしかない。
ただ、そうであっても今回目の前にある問題について、見て見ぬふりは出来なかった。
伝える相手と伝え方、伝えた上で個人の選択を尊重すること。いろんなことを考えた。
一喜一憂しない。
自分のエゴになってやしないかを見つめる。
気づくと自分自身と対話する時間が増えていった。
最初は気持ちがザワザワすることも多かったけれど、今はずいぶん落ち着いた。
自分のパターンを思い出し、手放すことを意識した。
情報を伝えたけれど、私とは違う選択をした友人もたくさんいる。
その人が抱えていること、不安や心配ごとなど、そういうものが表面に現れて来て、それと向き合い真剣に考えたその結果選んだことだったりする。
ある友人から届いた長文のメッセージにはそんなことが綴られていて、ひとり涙が出た。
問題は単純じゃない。
もしも分断があるとして、それは選択の違いで起こるものではない、と私は思う。
その人の在り方、心のありようだと思う。
私にとって大切な友人たちに変わりはなく、つながりが消えるものではない。
無数にあるパラレルワールドのうち、私がいる場所はここだけど、もう既に、新しい明るい場所は存在しているんだろう。ただ、私がまだそこにいないだけで。
今学ぶこと、経験することがあると言われている気がする。
自分を見つめて、つながる。
そして、今できることに意識を向けていたい。
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